2022.02.04
体脂肪が少ないと免疫力は下がる?適正な量や免疫の上げ方を知ろう
こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの椿本です。
「ダイエットをして、とにかく体脂肪を減らしたい!」と思っている方は多いでしょう。
体脂肪は少ないほど良いというわけではありません。
体脂肪を減らしすぎると免疫力の低下につながり、風邪をひきやすくなってしまうこともあるんです。
今回のコラムでは、体脂肪の持つ役割について解説。
体脂肪が少なすぎると免疫力が下がる理由や健康への影響、免疫力をアップさせる方法などをご紹介します。
目次
なぜ体脂肪が少ないと免疫力は下がる!? 体脂肪の役割とは
理想のボディラインを目指すためにも、「体脂肪をできるだけ減らしたい!」という方は多いはず。
体脂肪が多すぎると、肥満や病気につながる健康への影響は知られていますが、当然少なすぎるのも良くありません。
体脂肪とは、消費されなかったエネルギーが体内に蓄えられたもの。
食事や栄養がとれないような緊急時には、脂肪をエネルギーに変えて消費し、身を守ります。
体の表面を覆うことで、クッションとなって外の衝撃から内臓を保護したり、コートを羽織ったように寒さから体温を保つ役割も持っています。
ホルモンなどの分泌を促す働きもある体脂肪。
メリハリあるボディラインづくりや、美容・健康維持のためには、最低限の体脂肪量が必要不可欠です。
体脂肪が必要以上に少なくなってしまうと、体温は低下しやすくなります。
体脂肪が少ないと免疫力が下がる理由は、体温が低いと免疫細胞の働きが悪くなり、免疫低下につながると考えられているから。
ダイエットで体脂肪を減らしすぎると、免疫力が下がって風邪をひきやすくなってしまう可能性もあるのです。
体脂肪が多い・少ないの基準とは?適正な体脂肪率を知ろう!
体脂肪が多い・少ないの基準は、体脂肪率で判断します。
健康長寿ネット「体脂肪の測定方法と体脂肪計」によると、女性は体脂肪率20%未満、男性は10%未満だと、体脂肪が少ないと判定されます。
標準の体脂肪率は女性で20〜30%未満、男性で10〜20%未満。
蓄積される脂肪の種類や保存場所の違いに影響して、男性よりも女性の体脂肪が多くなります。
体脂肪の量は単純に身長と体重だけでは測れません。
筋肉は脂肪よりも重たいため、「筋肉が多いから体重が重たい」「同じ体重でも筋肉が少ない分、脂肪が多い」というケースもあるからです。
ダイエットなどで体脂肪を減らす場合は、あらかじめ適正な体脂肪率を確認しておきましょう。
家庭用の体脂肪計もたくさんありますので、ぜひ体脂肪計で測ってみてくださいね。
体脂肪が必要以上に少ないと、体重減少による体力の低下、血行不良による肩こりや冷えなど、健康への悪い影響が出てしまいます。
とくに女性の場合は、体脂肪が少なすぎると女性ホルモンの分泌が減り、生理不順などを起こす可能性もあるので注意しましょう。
適正な体脂肪が免疫力には必要!免疫力UPの方法もチェック
健康的に美しくなるためには、適正な体脂肪率で免疫機能を正常に保つことも大切。
丸みを帯びたボディラインは女性らしい美しさです。
適度な体脂肪量のほかに、免疫力アップには次のような方法もあります。
睡眠時間やリラックスタイムを確保!
睡眠時やリラックスしている状態で副交感神経が優位になった時、免疫機能はアップするといわれています。
規則正しい生活リズムで質の良い睡眠を確保したり、リラックスタイムを設けてストレスを解消しましょう。
腸内環境を整える
食事にも配慮しながら腸内環境を整えることも、免疫機能向上に効果的です。
免疫細胞の多くは腸内にいるといわれているため、善玉菌を増やす食物繊維や発酵食品を積極的に食べましょう。
体温を上げる
体温を上げることは免疫力アップの近道です!
適度な運動や温かいお風呂に入って血行を促進させたり、体を温める食べ物や温かい飲み物などを意識的にとるようにしましょう。
体脂肪は免疫力維持に重要! 適正量で健康的に美しくなろう
体脂肪とは、消費されなかったエネルギーが体内に蓄えられたものです。
食事や栄養がとれないような緊急時に、体脂肪はエネルギーとなって身を守ったり、体の表面を覆うことで外の衝撃から内臓を保護したり、体温を保つ役割もあります。
体脂肪を必要以上に減らしてしまうと、健康に悪い影響を与える可能性も。
女性は体脂肪率が20%未満、男性は10%未満を下回ると、少ない判定となり注意が必要!
体温が低下しやすく免疫力も下がってしまうほか、体力が落ちて生理不順、冷えや肩こりなどの症状を引き起こすこともあります。
健康的に美しくなるためには、適正な体脂肪率で免疫機能を正常に保つことも重要。
良質な睡眠の確保や腸内環境の調整、適度な運動などで体温を上げれば、免疫力アップにつながりますよ。