2022.01.07
汗をよくかく人は基礎代謝が高い?代謝が高い人の特徴や高める方法とは
こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの椿本です。
基礎代謝が高い人は、ウォーキングや筋トレなど運動をすると汗をかきやすいです。
では、運動していなくても汗をよくかく人は、基礎代謝が高いのか疑問に思いますよね。
今回は、汗をかきやすい人が汗をかく理由について。
基礎代謝が高い人と悪い人の特徴、基礎代謝を高める方法についてもご紹介します。
目次
汗っかきな人は基礎代謝が高い?汗をかきやすい理由とは
「基礎代謝」とは、体温維持や臓器が最低限活動をするために必要なエネルギーのことです。
基礎代謝が高い人は筋肉量が多いため、運動や家事など体を動かしたときに、エネルギー消費しやすい特徴があります。
しかし、汗っかきな人は運動や家事をしていない状態でも汗をかくことが多いです。
そのため「汗っかきな人=基礎代謝高い」というわけではありません。
太っていて汗をかきやすい場合は、代謝のシステムがうまくいかずに脂肪が異常なところにたまり、汗をかきやすくなる「代謝のオーバーヒート」を起こしている可能性があるんです。
そのほか、汗っかきな人が汗をかいているのには以下の4つの理由が挙げられます。
①体脂肪が多い
体脂肪とは、体に貯えられている脂肪のことです。
本来、体脂肪は体温を保ってくれますが、体脂肪が多い肥満状態では体内の熱がとどまりやすく、体を冷やそうと汗をかきやすくなります。
②自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、汗をかきやすくなります。
そのほかにもイライラしたり疲れやすくなったりなど、体にさまざまな不調が症状が起きることがあります。
③ストレスによる汗
人は、緊張したときや不安を感じたときに汗をかく場合があります。
これは、体が精神的ストレスを感じているときに起こる現象で、手のひらや脇の下などに汗をかくことが多いです。
④代謝異常
多汗症や糖尿病などの症状には、日常生活に支障をきたすほどの大量の汗をかく場合があります。
普段とは違う異常な量で悩んでいる方は、早めに医療機関を受診しましょう。
基礎代謝が高い人・悪い人の特徴とは?汗との関係性も
汗の主な役割は、体温調節です。
人は、運動や家事など体を動かすと体温が上昇します。
体温が上昇すると、汗をかくことで熱を逃がし体温を下げます。
しかし、運動してもなかなか汗をかかない人もいますよね。
汗をかきやすい人がイコール代謝が高いにはつながりませんが、代謝が高いと体温が高くなるため汗をかきやすくはなります。
では、基礎代謝が高い人と基礎代謝低い人には、どのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの特徴を確認してみましょう。
基礎代謝が高い人の特徴
基礎代謝が高いと、以下のような良い影響がたくさんあります。
- 肌トラブルを防いで、美肌になりやすい
- 汗をかきやすく、カロリーを消費しやすい
- 筋肉量が多い・体温が高いことで太りにくくなる
- 血行が良いので体のコリや痛みが少なくなる
- 自律神経が整うため、心身の不調を防ぐ
また、基礎代謝を高い人の生活スタイルには、以下のような共通点があります。
運動習慣がある
定期的に運動をしている人は、筋肉量が多く血流の流れがスムーズです。
血流が良いと全身に栄養が行き渡るだけでなく、内臓の働きも活発になります。
そのため、老廃物を排出しやすい状態になり、新陳代謝が高まります。
栄養バランスの良い食事をしている
日頃から栄養バランスの良い食事している人は、基礎代謝が高い傾向にあります。
バランスの良い食事とは、エネルギー源となる「炭水化物・脂質・タンパク質」と、エネルギー変換するために必要な「ビタミン・ミネラル」が揃っていることです。
このバランスが整っていると筋肉をつくることにつながり、筋肉量が増えることで代謝が高まります。
しかし、栄養バランスが整っていてもカロリーオーバーになるほど食べ過ぎると、消化に時間がかかり胃に負担がかかります。
代謝が高い人はバランス良く「腹八分」を心がけ、適量を食べている人といえるでしょう。
規則正しい生活習慣
規則正しい生活は、代謝をアップさせるのに重要です。
1日に必要な栄養素を補うためには、1日3食きちんと食べることが大切です。
とくに朝食をしっかり摂ると1日の代謝が高まるので、代謝が良い人は規則正しく食事を摂っていることが多いです。
また、体内にある細胞の代謝を促し新しい細胞を作る働きがある「成長ホルモン」が分泌されるのは睡眠中です。
毎朝決まった時間に起き朝日を浴びると、夜自然に眠気が訪れるので生活リズムが整いやすくなります。
代謝の良い体を目指すには、夜更かしは控え、睡眠時間をしっかりと確保することも大切です。
基礎代謝が悪い人の特徴
基礎代謝が低いと血行不良になりやすく、酸素や栄養が全身に行き届かないため、以下のようなさまざまな悪影響を及ぼします。
- 汗をかきにくい
- 冷え症になりやすい
- 低血圧になる
- 肌荒れしやすい
- 疲労を感じやすい
- 便秘がちになる
基礎代謝が低い人の生活スタイルとして、主に「運動不足」「食生活の乱れ」が考えられます。
運動不足
年齢や生活スタイルの変化により、筋肉量は少しずつ減少していきます。
そのため運動不足になってしまうと筋肉量を維持するのが難しく、基礎代謝が下がってしまいます。
さらに体を動かす機会が減ることで、血液の巡りが滞り血行不良を招きます。
血行不良になることで、体が冷え汗をかきにくくなったり、老廃物の排出が上手くいかず疲労を感じやすくなったりします。
食生活の乱れ
食生活が乱れると、1日に必要な栄養素が不足し血液の流れが悪くなり、代謝が下がります。
とくに、揚げ物やお菓子など脂肪分が多い食事やお酒を飲む機会多い人は、ビタミンやミネラルが不足しやすいため、野菜や海藻類を食べるようにすることが大切です。
基礎代謝は急に高くなるわけではなく少しずつ、生活習慣を改善することで高めることができます。
基礎代謝を高める方法については、次で詳しくご紹介しますね。
基礎代謝を高める方法もチェック!
基礎代謝を高めるための運動方法・体の温め方のポイントについてもご紹介します。
基礎代謝を高める体幹を鍛える運動
基礎代謝を上げるには、筋肉量を増やすことが重要です。筋肉を鍛えましょう。
その中でも体幹を鍛えるトレーニングは、全身の筋肉をバランス良く刺激することができます。
体幹を鍛えるには、自宅で簡単に行える「プランク」や「ヒップリフト」がおすすめです。
【プランクのやり方】
- まず、うつ伏せになり両肘を床につける
- 両肘とつま先で体重を支え、腰を浮かせる(このときに体が一直線になるように、腹筋やお尻に力を入れるのがポイントです)
- その姿勢を20秒キープする
これを3セット行いましょう。
【ヒップリフトのやり方】
- 仰向けの状態で、足の裏を床に着けて膝を90度に曲げる
- お腹とお尻を締めるように力を入れ、腰を持ち上げる
- 肩から膝が一直線になるようにし、姿勢をキープ
- しっかり持ち上がったら、ゆっくり腰を下ろします
これを20回×3セットを行いましょう。
また、自宅で筋トレ以外にも、時間に余裕があるときはウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、寝る間には軽くストレッチを行うとより効果的です。
体を温めるポイント
体を温めると血行が良くなり、基礎代謝も上がりやすくなります。
ゆったりと入浴する
入浴は血流を良くし、1日の疲れを癒やす効果があります。
熱いお湯よりも、38~39度のぬるめのお湯で20分程浸かりましょう。
じっくり体を温めるとリラックスでき、サラッとした良い汗がかけるのでおすすめです。
体を温める食材を取り入れる
血流を良くし体を温める効果がある、ニンジン・ゴボウなどの根菜類や、にんにく・加熱したしょうがなどの香辛料を積極的に摂りましょう。
※しょうがは生のままだと逆にからだを冷やします
例えば、根菜類をたっぷり入れてにんにくを使用したスープは、体を温めるのにぴったりです。
紅茶も体を温めてくれるので、しょうがを入れたジンジャーティーもおすすめです。
また、アーモンドやアボガドに含まれるビタミンEには血流を良くする効果があります。
栄養バランスの整った食事に、体を温める食材をプラスして体を内側から温めましょう。
おすすめ無添加スープ
基礎代謝を上げ汗をかきやすい健康的な体を目指そう
「基礎代謝」とは、体温維持や臓器が最低限活動をするために必要なエネルギーのことです。
汗をかきやすいと基礎代謝が高いのかなと思ってしまいますが、汗っかきな人は運動や家事をしていない状態でも汗をかきやすいです。
そのため「汗っかきな人=基礎代謝高い」というわけではなく、太っていて汗をかきやすい場合は、代謝のシステムがうまくいかず汗をかきやすくなる「代謝のオーバーヒート」を起こしている可能性があります。
ただ、基礎代謝が高い人は、筋肉量が多く、運動や家事など体を動かしたときに汗をかきやすい状態ではあります。
運動習慣や栄養バランスの整った食事をしているなどの生活をしている人が多いです。
一方、基礎代謝が悪い人は、運動不足や食生活の乱れなどで血流が悪い傾向にあり、体にさまざまな不調を抱えやすい特徴があります。
基礎代謝はいきなり上がったりしないため、生活の中で基礎代謝を上げるために筋トレやウォーキングなどの体を少しでも動かすことが大切です。
38~39度のぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体を温めてくれる根菜類やにんにく・加熱したしょうがなどを積極的に摂るなど、運動+体を温めることを心がけてみましょう。