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2021.09.21

無添加とオーガニックの違いは何?コスメや食品での内容、選び方のコツも確認

こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの椿本です。

 

コスメや食品でよく見かける「無添加」や「オーガニック」の表示。

無添加やオーガニックは「なんとなく体に良さそう」な印象を受けると思いますが、具体的な意味やそれぞれの違いはご存知でしょうか?

 

今回は生活でよく見かける「無添加」と「オーガニック」の意味や違いについて解説します。

無添加やオーガニックの意味を理解して、正しく選ぶ方法を身につけましょう。

オーガニックコスメ

 

 

無添加とオーガニックの違いとは? 定義を確認

「無添加」と「オーガニック」について、なんとなく同じように考えている方もいらっしゃいますが、違いがあります。

 

「無添加」には明確な定義はないのですが、化学薬品や添加物などの特定の物質が使用されていないことを指します。

 

たとえば特定の物質とは、コスメや食品の見た目を良くするための着色料、香りを良くするための香料、保存のための防腐剤や保存料、栄養価を上げるための添加物など。

 

同種の製品が一般的に添加物が使用されているものである場合、その一般的な添加物を使っていない場合に「無添加」と表示して良いとされています。

ただし何を加えていないかが不明確なので、具体的に何を添加していないのか表示することが望ましいとされています。

 

無添加は「添加物や化学物質の類いを一切使っていない」という意味ではない場合があり、「何が添加されていないのか」という点において、無添加という言葉は非常にあいまいな表現といえます。

 

一方、「オーガニック」には明確な定義があり、有機栽培で生産された農産物や農産加工品のことを指します。

 

有機栽培とは、化学肥料や化学農薬を使わず、有機肥料のみで育てる栽培方法。

栽培方法において農林水産省の定める条件を満たし、「有機JAS認定」を取得したもののみ、オーガニックを名乗ることができます。

 

 

無添加とオーガニック、食品とコスメでは内容が違う

無添加とオーガニックについて、内容や違いはわかりましたでしょうか。

実は、無添加とオーガニックは、コスメと食品に使われる場合で内容がそれぞれ微妙に違います。

 

コスメで使われる「無添加」「オーガニック」について

無添加のコスメとは、着色料や香料、界面活性剤などの石油由来の化学物質・化合物が含まれない製品を指すことが多いです。

 

ただし、あらゆる添加物が一切使用されていないというわけではありません。

そのため「香料無添加」「防腐剤無添加」など、「何が無添加であるのか」といった表記をすることが望ましいとされています。

 

オーガニックコスメは、オーガニック製品を使用して作られた製品を指します。

日本では原料内におけるオーガニック成分の割合などに決まりはなく、一部だけでも使用されていればオーガニックコスメと名乗っているのが現状です。

 

オーガニックコスメだからといって、化学物質や化合物が無添加とは限りません。

 

食品で使われる「無添加」「オーガニック」について

食品においての「無添加」や「不使用」という表示の使用については、食品表示法やこの法律に基づいて定められた食品表示基準で、さらに厳格な基準が設けられています。

 

「その製品に使われることが一般的な添加物」を使っていない、そして食材の栽培から生産・加工までのすべての過程において、使用されていないことが必要です。

 

こちらも何を加えていないのかわかるよう、「〇〇無添加」と具体的に表示することが望ましいとされています。

 

日本食品添加物協会は、「無添加」「不使用」という表示があることで、表示されていない商品よりも安全であると誤解を与える可能性があるとして、単なる「無添加」という表示は自粛するべきとの見解も示しています。

 

オーガニック食品に関しては「有機栽培で生産した農産品、農産加工品」と定義が明確です。

農林水産省の定めた条件を満たし、有機JAS認定を取得していることが条件。

 

ただし使用が認められている農薬もあるため、オーガニック食品だからといって無農薬栽培とは限りません。

 

 

農薬や添加物が与える影響、無添加・オーガニック製品の選び方

サラダを作る女性

人体に悪影響を与える農薬や添加物は、国によって規制され、食品やコスメなどには使用が禁止されています。

 

しかし、今までは使われていたけれど、研究が進んだ結果、発がん性などの悪影響が発見されて使用禁止になるということもあります。

 

また、日本では使用が許可されていても、海外では人体への悪影響を鑑みて使用が禁止されている添加物も。

現代病ともいわれるアレルギーやアトピー性皮膚炎に関係があるともいわれています。

 

ただちに悪影響がないとしても、人体への影響が心配な農薬や添加物はできるだけ摂取したくないと考えるのは当然だと思います。

そんなときに参考とするのが「無添加」や「オーガニック」といった表示でしょう。

 

ただしご紹介した通り、「無添加」の表示があるから添加物を一切使ってない、「オーガニック」の表示があるから無農薬とは限りません。

「〇〇無添加」の表示があったとしても、ほかの添加物は使用しているケースもあります。

 

安全なコスメや食品を選ぶには「無添加」「オーガニック」の意味を知り、商品名や表示に惑わされず、原材料表示をしっかりチェックすることが大切です。

 

 

無添加とオーガニックの意味や違いを知って、安全なものを選ぼう

「無添加」とは化学薬品や添加物などの特定の物質を使用していないもの、「オーガニック」とは有機栽培で生産したものをいいます。

食品に関しては「有機JAS認定」を取得のみ、オーガニック食品を名乗ることができます。

 

ただし無添加という表記はとてもあいまいで、無添加だからといってすべての添加物を一切使用していないというわけではありません。

オーガニックについても、一部の農薬は使用が許可されています。

 

安全なコスメや食品を選ぶために「無添加」や「オーガニック」の表示を手掛かりにする方は多いです。

無添加やオーガニックの意味をしっかり理解し、これらの表示だけでなく原材料表示もチェックした上で選ぶようにしましょう。

 

椿本 祐士リセライーツ フードビジネス事業 総料理長

有名ホテルでシェフパティシエを勤め、当たり前のように添加物が使われている事に疑問を感じ退社。
食は大切な人に安心して食べてもらえるものでなくてはならないと考えています。
子供達の給食まで添加物が使われている添加物大国である今の状況をなんとか変えたいと想い、リセライーツにて無添加、低糖質にこだわった商品を作っている。

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