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2022.03.09

食品添加物を摂りすぎるとどうなる?危険性や摂取量の目安などを解説

こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの五十嵐です。

 

私たちが普段食べている食品には、たくさんの食品添加物が含まれています。

「食品添加物はできるだけ控えたい」という方も多いと思いますが、食品添加物を摂りすぎるとどうなるのでしょうか?

 

今回のコラムでは、食品添加物の役割や危険性について解説します。

食品添加物が使用される目的や安全性の考え方、食品添加物を摂りすぎないためのポイントなどをご紹介します。

食品添加物

 

 

食品添加物は何のために含まれている?

食品添加物とは、食品の加工や保存を目的として製造過程で使用される物質の総称です。

なんとなく「食品添加物は体に悪そう」「できるだけ減らしたい」と思っている方も多いかもしれませんが、食べ物を安全においしく食べるための役割を持っています。

 

食品に使用される食品添加物は、その目的ごとにたくさんの種類がありますが、主な役割は4つです。

 

安全性を保つ

酸化による変色や腐敗を防いだり遅らせたりして、食品を安全に長持ちさせます。

保存料、防カビ剤、酸化防止剤、日持向上剤など。

 

形を整えて食感や風味を演出する

食品の形や独特の風味を整えます。

豆腐の形を整える「にがり」、パンを膨らます「イーストフード」、麺類の食感を生む「かんすい」など。

 

味や香り、見た目(色)を整える

甘みや旨み、香りを足したり、きれいな色を付けたりして、食べ物をおいしく・おいしそうにします。

着色料、甘味料、香料、酸味料、調味料、香辛料抽出物、発色剤など。

 

栄養価を高める

ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類といった栄養強化剤を加えて、食品の栄養価を高めます。

 

食品添加物は、合成添加物だけではありません。

シソの葉やクチナシの果実といった植物からの天然着色料なども、食品添加物のひとつです。

 

 

食品添加物を摂りすぎるとどうなる?摂取量の目安とは

食品添加物は食品の見た目や香り、味、食感などを良くしておいしさを演出したり、腐敗や酸化を防いで安全性を高めたりするメリットがあります。

安全性と有効性を科学的に検証、評価し、厚生労働大臣が認めた物質だけが食品添加物として使用されているので、食品添加物だからすべてが危険というわけではありません。

 

食品添加物には、食品ごとに使用量や使用基準が決められています。

安全な摂取量の目安について説明しましょう。

 

食品添加物による人体への危険性は?使用量の基準について

一度に大量の食品添加物を摂りすぎると、体へ悪影響が出る危険性もあります。

これは食品添加物に限った話ではなく、すべての食品に対して言えること。

塩でも一度に200g以上を摂取すれば命の危険がありますし、毎日10~20gの塩を摂取し続けると心臓病や脳出血などのリスクも高くなります。

 

食品添加物の使用量を決めるためには、一つひとつの食品添加物で何度も実験と試験を繰り返し、動物実験から「体に悪影響が出ない摂取量(無毒性量)」を算出します。

さらに無毒性量を1/100にして、「1日摂取許容量(ADI)」を求めます。

 

1日摂取許容量とは、「人間がその量を一生食べ続けても健康に問題がない」と認められた、1日あたりの摂取量のこと。

食品添加物の使用基準は、1日摂取許容量を下回るように設定されており、実際の使用量や摂取量はさらに少ない量となっています。

 

食品添加物の安全な摂取量と実際に摂取している量は?

厚生労働省では毎年、一般販売されている食品から食品に含まれる食品添加物量を分析し、平均的な1日の摂取量を算出・把握しています。

(厚生労働省「令和2年度マーケットバスケット方式による保存料及び着色料の摂取量調査の結果について」より)

 

例えば保存料「ソルビン酸」の1日摂取許容量は、人間の体重1kgあたり0〜25mg。

20歳以上の平均体重58.8kgの人の場合、1日摂取許容量は1,470mgとなります。

これに対し、厚生労働省の調査で算出される推定1日摂取量は4.312mg。

平均的には、1日摂取許容量の0.29%程度しか摂取していないと考えられます。

 

ちなみに、ソルビン酸はハムなどによく含まれる保存料で、ハムでの使用基準は1kgあたり2.0g以下。

体重58.8kgの人が1日摂取許容量である1,470mgのソルビン酸を摂取するには、1日735g相当のハムを食べなくてはいけません。

1日摂取許容量は無毒性量の1/100としているので、100倍にあたる73.5kg相当のハムを1日で食べたとしても、含まれているソルビン酸で体に悪影響はないと考えられています。

 

ただし、これは単一の食品添加物に対する評価です。

食品添加物の安全性をチェックする「食品安全委員会」では、過去に複数の食品添加物を摂取した場合の「複合影響」について調査を行っています。

(「複数添加物による複合的な影響について」「食品添加物の複合影響に関する情報収集調査」より)

 

調査時点では日常摂取の範囲内であれば、健康に影響が出る可能性について極めて低いといった見解を示していますが、すべての食品に対しての影響は検証しきれていません。

 

食品には複数の食品添加物が含まれていることを考慮して、最新のデータを注視しつつ、複合摂取については慎重に考える必要があるでしょう。

 

 

特に注意したい食品添加物や摂りすぎないためのポイントとは

キッチンで料理をする女性

食品添加物を過剰に避ける必要はありませんが、できるだけ注意したい食品添加物についてご紹介します。

 

亜硝酸ナトリウム(亜硝酸Na)

ハムやウインナー、ベーコンなどといった加工肉などに使用される発色剤です。

亜硝酸Naは肉に多く含まれるアミンと反応し、ニトロソアミン類という発がん性のある物質に変化します。

 

臭素酸カリウム

一部の食パンの製造過程で使われている臭素酸カリウムは、発がん性を持つ物質です。

「最終食品の完成前に分解または除去する」ことを条件に使用が認められています。

 

食品添加物を摂りすぎないためには、添加物表示を確認することや食品の正しい知識を身につけることが大切。

食品添加物表示には、使用したすべての添加物を記載することが原則となっていますが、完成までに除去されるものや含まれる量によっては表示を省略できる場合もあります。

 

また、私たちが普段利用するインスタント食品やコンビニ弁当などの多くは、品質保持のために食品添加物が使用されていることも少なくありません。

 

手軽で便利な加工食品や調理食品で食事をしたら、次は自炊にするなどしてメリハリあるバランスのよい食生活を送るようにしましょう。

 

自炊の際は、ハムやウインナーなどの加工肉を下ゆですることで、含まれている食品添加物を減らすことができますよ。

 

 

食品添加物を摂りすぎるとどうなる?正しい知識で危険を回避

食品添加物とは、食品の加工や保存を目的として製造過程で使用される物質の総称。

合成添加物のイメージが強いかもしれませんが、植物や果実などの天然着色料を原料とした食品添加物も含まれ、食べ物を安全においしく食べるための役割を持っています。

 

食品添加物の使用量は、何度も実験や試験を繰り返して人間の健康に影響の出ない量(無毒性量)を1/100にして1日摂取許容量(ADI)を算出。

さらに下回る量を食品添加物の使用基準として設定しています。

 

通常の食生活では問題ありませんが、一度に大量に摂取するのは健康への悪影響も考えられます。

安全性については単一の食品添加物ごとに調査しているため、添加物を複合摂取した場合の検証は十分ではなく、慎重に考える必要があるでしょう。

食品添加物によっては、ほかの物質と反応することで発がん性物質に変化するものもあります。

 

食品添加物を摂りすぎないためには、正しい知識を持ち、食品添加物表示をチェックすることが大切。

食品添加物が含まれている食品を摂りすぎないよう、バランスのよい食生活を心掛けましょう。

調理方法の工夫で食品添加物を減らすこともできますよ。

五十嵐 健吾リセライーツ フードアドバイザー

リセライーツ専任フードアドバイザー。幼少の頃、自身がアトピーを経験。この20年間で飲食店に来店するお客様のアレルギーと健康被害が年々増えてきていると感じ、食の安全性と栄養について改めて学ぶ。現在は栄養をベースにした食品を開発中。

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