2021.08.09
40代の女性に多い体の不調をチェック!改善・予防策も知ろう
こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの椿本です。
女性にとって40代は、体力の低下など体に変化が起こることに加え、今まで感じなかった周りの環境などさまざまな変化が重なる時期です。
疲労感や肩・腰の痛みなどの不調の原因は、ストレスや更年期の影響かもしれません。
今回は、40代の女性で体の不調で悩んでいる方のために、不調の原因や悩みを解決するための対処法をご紹介します。
また、更年期の影響かもしれない理由についても解説していきます。

目次
40代の女性に多い体の不調や変化とは?どう対処すれば良い?
日々の生活の中で40代の女性が感じる体の不調や変化には、どのようなものが多いのでしょうか。
年齢とともに起きる体の変化への具体的な対策を紹介します。
40代女性に多い体の不調や変化とは?
40代の女性が生活の中で感じる体の不調や変化で、とくに多い悩みは以下のようなものです。
肩こりや体の倦怠感
仕事や家事・育児などで忙しく睡眠時間の確保が難しい、なかなか休養がとれないことが原因で、肩こりなどがとれず体の倦怠感を感じている人が多いようです。
体力が落ちた、疲れやすくなった
30代の頃に比べると運動をする機会が減る方も多いです。
洗濯物を干す、階段を登るなどの日常生活の動きですぐに肩や足腰に痛みを感じ、疲れる場面が多くなったという声もよくあります。
20〜30代のときと比べると運動やストレッチなどをしても、なかな改善を実感しづらいなども悩みに挙がります。
便秘
便秘も40代の女性の悩みとして多いことの1つ。
年齢による腸の機能低下に加え、生活習慣や食生活の乱れが原因で食事や水分の摂取量が減ることが重なり、便秘になりやすくなります。
体の不調への対策
40代の女性のさまざまな悩みを解消するために、次のような対策を参考にしてくださいね。
軽い運動から体力作りをはじめる
体力が低下すると疲れやすくなるため、体力づくりが重要となってきます。
しかし、普段運動をしていない人がいきなり激しい運動をしても、体力が続かず疲れてしまうでしょう。
日常の中で手軽に取り組めるウォーキングやストレッチなどから始めることがおすすめですよ。
ウォーキングは正しい姿勢を維持しながら、無理のない範囲で大股で歩くことを意識すると運動の効果が高まります。
ストレッチをして柔軟性を高めることも体力作りのひとつです。
年齢を重ねるにつれて筋肉の柔軟性が弱まってくると、動作が小さくなり体力が低下していきます。
柔軟性を高めるには、風呂上がりや寝る前に反動をつけずにゆっくりと伸ばすストレッチをするのが良い方法です。
太ももやお尻、ふくらはぎなど下半身を中心にストレッチをすると効果的ですよ。
ストレス解消を心がける
女性のストレスの原因は年代によって違いがあります。
40代になると仕事や人間関係、家事や育児などの他に、自分の体調の変化や親の介護などの悩みも加わることで、ストレスを感じやすくなることも。
日々の生活の中でストレスが溜まってしまうと、自分では気づかぬうちに体に大きな負担をかけてしまいます。
なかなか疲れがとれず疲労感が続くといったときは、無理がかかった体から「休息が必要」というサインが出ていると考えましょう。
友達とランチを楽しむ、ガーデニングやショッピングを楽しむなど、自分に合った解消法を見つけてください。
ストレスを溜め込まないように少しずつ解消できると良いですね。
睡眠を十分にとる
40代の女性は、仕事とプライベートの両立が忙しく時間が足りない、家族のペースに合わせて動かなければならないなど、睡眠不足になりがちです。
睡眠不足が続いてしまうと、自律神経の乱れにより疲れやすくなったり、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少して女性ホルモンが乱れやすくなったりします。
疲労回復やホルモンバランスを整えるためにも、十分な睡眠がとても重要です。
質の良い睡眠をとるためには、寝る前はコーヒーなどのカフェインの摂取は控え、ゆっくり湯船につかるのがおすすめ。
体が休息モードになる副交感神経に切り替わり、体温を上げて入眠しやすくなります。
自分の体にあった寝具選びをすることでも、より快適な睡眠につながりますよ。
食生活を変える
便秘や疲れの原因にもつながる食物繊維やエネルギー不足を解消するために、バランスが整った食事を心がけましょう。
野菜やお肉、果物などからタンパク質やビタミン・食物繊維を摂取し、体に必要な栄養素が不足しないようにすることが大切です。
忙しくて1日3食の習慣が難しい方は、ナッツや果物などを間食としてとるのも良い方法。
サプリメントなどの栄養補助食品で、足りない栄養素を補うのも効果的です。
また、朝食を食べる習慣は、腸の動きを良くして健康な状態を保つためにとても重要。
腸が目覚めて動き出し、便秘の改善につながります。
生活習慣を変えるなどの改善方法もありますが、なかなか改善できない不調には漢方やサプリメントの力を借りる、病院で診察を受けるという方法もあります。
体の不調が起きたときには、無理をせずゆっくり休むことを優先してくださいね。
40代女性の体の不調は更年期かも?プレ更年期とは?

女性は40歳後半〜50歳前半を迎える頃に閉経すると言われており、その前後約10年間を「更年期」といいます。
実は女性ホルモンの量はその前の30代後半から徐々に減り始め、40代になると更年期に入りかける「プレ更年期」という症状が起こり始める方も。
いったいどんな症状が起こるのか、改善策もあわせてご紹介します。
40代女性に起こり始める「更年期」とは
年齢とともに女性ホルモンの量が変動することで、体にさまざまな変化が起こります。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、「エストロゲン」は女性らしい体づくりや自律神経を安定させてくれる働き、「プロゲステロン」は妊娠に必要な体温を上げてくれるなどの働きをしてくれます。
毎月訪れる月経も、この2つの女性ホルモンの作用によってコントロールされているのです。
実は、30代後半からエストロゲンは徐々に減少を始めます。
エストロゲンが減少することで自律神経のバランスが崩れ、更年期特有の「のぼせ・ほてり」「倦怠感」「めまい」などの症状を招く原因に。
体はほてっているのに、足は冷たい、目が疲れやすいなどで悩んでいるという場合も、ホルモンバランスの乱れによって起きている可能性があります。
エストロゲンは他にも血管や骨、肌の潤いやハリの健康を保つ働きがあり、女性の体に大きな影響を与えています。
閉経にはまだ数年かかるものの、体は閉経に向けて変化が起こり始めるため、30代後半~40代前半の時期は「プレ更年期」とも言われています。
40代女性が抱える体の不調や変化の悩みは、プレ更年期のホルモンバランスによる影響も考えられます。
プレ更年期の対策
更年期の症状は、食事や運動などの生活習慣を改善することで乗り越えることができます。
食事
女性ホルモンと似た働きをする成分である「大豆イソフラボン」を意識して摂るのがおすすめです。
大豆食品は食物繊維やオリゴ糖も多く、年齢を重ねることで乱れやすい腸内環境を整えてくれる効果も!
カルシウムも豊富なので、女性ホルモンの低下による骨の劣化に対しても効果的です。
食事のジャンルでおすすめしたいのが「和食」です。
ご飯と味噌汁に魚料理、緑黄色野菜を使った副菜を加え、納豆や豆腐なども取り入れやすいので、自然と栄養バランスも良くなりますよ。
運動
運動には、ストレス発散や体力作りの他に、ホルモンを増やす効果があります。
適度の運動習慣が身につくことで、生活習慣病の予防にもつながります。
運動は無理なく日常の中で継続できるものを選び、楽しんで取り組めるものがおすすめです。
このように食生活や運動習慣を変えることが体質改善につながり、40代女性が抱える体の悩みにも対応できてくるでしょう。
体質改善については「体質改善とは?疲れ・冷え・太りやすい・肌荒れなどの悩みを解決!」もご参考ください。
体の不調を感じたら無理をせず休息をとることが大切
仕事や家事・育児などで忙しく、なかなか体を休めることができない…。
40代女性の体の不調や変化は、家庭環境や職場でのストレスなどが原因で起こる症状も多いです。
体はほてっているのに足は冷たい、目が疲れやすいなどの悩みは、ホルモンバランスの乱れによって起きている可能性も。
体が閉経に向けて変化が起こり始めるため、40代女性が抱える体の不調や変化の悩みはホルモンバランスによる影響も考えられます。
どちらにせよ、体の不調を感じたら無理は禁物!
しっかりと休息をとり、食事や運動習慣などできることから改善していくことが大切です。