2021.08.17
炭水化物抜きダイエットで痩せないのはなぜ?正しい方法を知ろう!
こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの椿本です。
「炭水化物抜きダイエットをしているけど、全然痩せない!」と悩んでいる方はいませんか?
もしかして、やり方やポイントが間違っているのかも!?
今回は、炭水化物抜きダイエットでなかなか痩せない場合の理由を解説。
炭水化物抜きダイエットのメリットやデメリット、正しいやり方や痩せるためのポイントなどもご紹介します。

目次
体にとって炭水化物の役割とは?
みんな大好き炭水化物!
白米やパン、麺、イモ類、砂糖などに多く含まれています。
炭水化物の主な役割は、体を動かすエネルギー源です。
体内に消化吸収されてブドウ糖となり、脳のエネルギーにもなります。
炭水化物が足りないとエネルギー不足で体のだるさや疲れが残ったり、脳のエネルギーが不足して集中力や注意力が落ちたりしてしまいます。
ただしエネルギーとして使われなかったブドウ糖は、体脂肪として体に蓄積されてしまいます。
これが「炭水化物を食べ過ぎると太る」といわれる理由です。
炭水化物抜きダイエットで痩せないのはなぜ?
「炭水化物抜きダイエットをしてるのに痩せない! どうして?」と悩んでいる方、こんな理由に心当たりはありませんか?
- 炭水化物を抜く量が足りない
- 炭水化物以外の食べ物を食べすぎている
炭水化物抜きダイエットというと、白米を抜くことをすぐに思い浮かべると思いますが、炭水化物は白米だけではありません。
うどんやパスタ、ラーメンといった麺類、パン、イモ類なども炭水化物です。
また、炭水化物抜きダイエットの真の目的は、炭水化物に多く含まれる糖質を制限する「糖質制限」。
ケーキやクッキー、チョコレートなどの甘いものも注意が必要です。
さらに、炭水化物を抜いていたとしても、ほかの食品を食べすぎて1日の摂取カロリーがオーバーしている…というケースもあります。
炭水化物抜きダイエットは食事量自体を制限しなくても良いとはいえ、カロリーを摂りすぎていてはダイエット成功になかなか近づけません。
炭水化物抜きダイエットのメリット・デメリット
効果的なダイエットを実践するため、炭水化物抜きダイエットのメリットとデメリットも確認し、自分に向いているか再度チェックしてみましょう。
炭水化物抜きダイエットのメリット3点
炭水化物抜きダイエットにはこんなメリットがあります。
食事量を極端に減らさなくて良い
炭水化物抜きダイエットは炭水化物を減らして糖質を制限するのが目的。
食事量やカロリーを極端に減らすことが目的ではありません。
炭水化物を減らした分、野菜やおかずを食べるなどはOKで、食事量自体を減らさなくても良いことはメリットです。
効果的に脂肪を燃焼させられる
エネルギー源となる炭水化物の摂取が減る分、体は体内に蓄えている脂肪を燃やしてエネルギーを補います。
脂肪を燃焼させて効率的に痩せることができるでしょう。
血糖値の急上昇を防ぐ
炭水化物(糖質)をたくさん摂取して血糖値が急上昇すると、糖分を脂肪として蓄積させる役割を持つインスリンが大量に分泌されてしまいます。
これは炭水化物で太る原因のひとつ。
炭水化物の摂取量を減らして血糖値の急上昇を防ぐことで、インスリンの過剰分泌を抑えることができます。
また、緩やかに上昇した血糖値は時間をかけて緩やかに下降するため、満腹感が長持ちします。
炭水化物抜きダイエットのデメリット3点
炭水化物抜きダイエットにはこんなデメリットがあります。
低血糖で体調不良になる可能性がある
炭水化物は主に糖質と食物繊維で構成されています。
炭水化物抜きダイエットで低血糖状態になってしまうとエネルギーが不足してだるさや疲れを感じたり、集中力・注意力がなくなったりしてしまいます。
もっとひどい低血糖状態になると冷や汗、手の震え、動悸、意識障害などを起こしてしまうことも。
リバウンドしやすい
炭水化物を減らしてエネルギー不足の状態が続くと、体は飢餓状態にあると判断します。
生命維持のため、摂取したエネルギーを積極的に脂肪として蓄積するようになり、かえって脂肪が付きやすくなってしまうことも。
また、不足しすぎると筋肉を分解してエネルギーに変えてしまうため、筋肉量が減ることで基礎代謝が落ちて「少量の食事でも太りやすくなる」「痩せづらい体質になる」といったことが起きやすくなります。
そのため、正しい方法で行うことが大切です。
炭水化物が好きな人にはストレスがかかる
ご飯やパンなど炭水化物が好きな方にとっては、炭水化物抜きダイエットはストレスが大きいです。
反動で食べる量が増えてしまい、炭水化物を減らしていてもカロリー過多で太ってしまうというケースも。
痩せない炭水化物抜きダイエットを改善!正しい方法をチェック

炭水化物抜きダイエットでしっかり痩せるために、正しい方法や効果的なポイントをチェックしましょう。
炭水化物の摂取量は60g~130gを目安に、バランス良く食べる
炭水化物抜きダイエットでは炭水化物(糖質)の1日の摂取量は70g~130g程度に抑えるのが目安。
60gというのはおにぎり1個分ですので、「いきなりはちょっとつらい」という方は、まずは130gに抑えるところからチャレンジしてみましょう。
また、炭水化物を避ければ何を食べても痩せる!というわけにもいきません。
炭水化物には食物繊維も含まれるため、補わなければ便秘になりやすくなってしまいます。
タンパク質も筋肉をつくるために重要なため、食物繊維の豊富な野菜や海藻、タンパク質豊富なお肉や魚なども、偏りなくバランス良く摂りましょう。
総カロリーも意識する
炭水化物の摂取量を減らしていても、全体の摂取カロリーが多ければ痩せることはできません。
1日の必要エネルギーも意識して、目安量を超えないように注意しましょう。
農林水産省が提示する1日の必要エネルギーの目安を以下に紹介します。
- 活動量が普通以上の成人男性:2,400~3,000kcal
- 活動量の少ない成人男性:2,000~2,400kcal
- 活動量が普通以上の成人女性:2,000~2,400kcal
- 活動量が少ない成人女性:1,400~2,000kcal
低GI食品への置き換え
「お米やパンを完全に制限するのはつらい」という方は、血糖値の上昇が緩やかな低GI食品へ置き換えてみましょう。
白米は玄米に、パンは全粒粉のパンに置き換えるのがおすすめです。
食べたいのを無理に我慢するよりも、ストレスもたまりにくいです。
食事だけでなく運動も取り入れる
食事制限だけではなく、運動もぜひ取り入れましょう。
ジョギングなどの有酸素運動は脂肪燃焼を促す効果があり、筋トレで筋肉量を増やせば基礎代謝が上がって痩せやすい体質に。
どちらもダイエットにはとても効果的です。
炭水化物抜きダイエットの痩せない理由と正しい方法を知ろう
炭水化物抜きダイエットをしているのになかなか痩せない理由は、炭水化物を抜く量が足りないか、摂取カロリーが多すぎるかのどちらかという場合が多いです。
炭水化物を抜く目的は「糖質制限」ですので、白米だけ抜いていても意味はありません。
白米やパン、麺のほか甘いものも抜くようにしましょう。
炭水化物以外の食べ物を食べ過ぎて摂取カロリーが多くなりすぎてもダメですよ。
炭水化物抜きダイエットでは1日の炭水化物(糖質)の摂取量を60~130g程度に抑えるのが目安。
総カロリー量も意識しながら、炭水化物を抜いたり低GI食品に置き換えたりしていきましょう。
極端に炭水化物を抜くと低血糖で体調不良になったり、リバウンドしてしまったりするので注意を。
適度な運動もしながら無理せず取り組んでいきましょう。