2022.03.22
体脂肪を減らすのを助ける効果のあるお茶を紹介!その理由もチェック
こんにちは!食と健康をサポートするリセライーツの椿本です。
「体脂肪が気になる方におすすめのお茶」なんてCMをよく見かけますが、「本当にお茶でダイエットできるの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
毎日飲んでいるお茶で体脂肪が減らせるなら、簡単にダイエットができるかも!と期待してしまいますね。
今日は、お茶に体脂肪を減らす効果があるのか、どんなお茶の種類があるかについて解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
体脂肪を減らす効果のあるお茶とは?
ほとんどのお茶はカロリーゼロ。
ストレートで楽しむ限り、血糖値が上がることも体脂肪が増えることもありません。
いつも飲んでいるジュースやカフェオレをお茶にすれば、無理なく簡単に摂取カロリーを減らすことができます。
そして、なかには脂肪の吸収を抑える成分が含まれるお茶もあるので、そのお茶を選べば、体脂肪を減らす効果も期待できます。
この体脂肪を減らす効果のあるお茶は「トクホ(特定保健用食品)」と「機能性表示食品」に分かれており、選ぶ際に知っておくと安心です。
また、体脂肪を減らす効果のあるお茶には、さらに種類があります。
どちらについても、詳しくご紹介していきましょう。
「トクホ」と「機能性表示食品」の違い
ダイエットに効果があるとされるお茶の多くには「トクホ」や「機能性表示食品」のマークがついています。
まず、トクホは「特定保健用食品」の略で、健康に役立つ効果が科学的に証明された食品のこと。
一方、機能性表示食品とは、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。
「トクホ」と「機能性表示食品」が最も大きく違うポイントは「国による審査があるかないか」です。
「トクホ」の場合、食品の効果や安全性は国が食品ごとに審査していますが、「機能性表示食品」は国による審査は行われません。
販売前に消費者庁に必要な書類を提出し、不備がなければ機能性表示食品として販売が可能です。
もちろん、どちらも健康に役立つ効果を科学的に証明された商品ということに違いはありませんが、国の審査を受けた「トクホ」の方が安心と感じる方も多いかもしれません。
体脂肪を減らす効果が期待できるお茶には2タイプある
体脂肪を減らす効果が期待できると言われているお茶には、大きく分けて2つのタイプがあります。
体脂肪を減らすのを助けるタイプ
肝臓や筋肉での脂肪の分解・消費を促進し、体脂肪を燃焼してくれるタイプのお茶は「すでについている体脂肪をすぐに落としたい!」という方におすすめです。
たとえば、脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体を配合し、体脂肪を低減させるお茶などがあります。
飲みながら運動や食事制限など他のダイエットとあわせると、さらに効果が高まるでしょう。
脂肪の吸収を抑えるタイプ
脂肪の吸収を穏やかにし、できるだけ血中中性脂肪を蓄えないようにするタイプのお茶は、食事中にあわせて飲むと効果的です。
脂質の多い食事をしなければならないときに一緒に飲むと、安心です。
夜食を食べることが多い場合、食生活が偏りがちな場合にもおすすめと言えます。
具体的にはどんなお茶があり、どのような成分が含まれるのか、次で詳しくご紹介しますね。
体脂肪を減らすのを助けるお茶を具体的に紹介!
体脂肪を減らすのを助けると言われているお茶はいくつかあります。
その中から最も効果が出やすく、手軽に飲むことができるお茶を3種類ご紹介します。
それぞれに特徴があるので、比べてみましょう。
また、体脂肪を減らす効果のあるトクホのお茶にはどんな種類があるのかも、あわせてご紹介します。
①緑茶
緑茶に含まれる渋み成分の「カテキン」がポイント。
「カテキン」にはさまざまな働きがありますが、食事から摂った脂肪の吸収を抑えるのもそのひとつです。
カテキンの作用で脂肪の分解が妨げられ、体内への吸収が抑えられます。
ほかにも食後の血糖上昇を抑える効果があります。
②プーアル茶
プーアル茶は緑茶を黒麹菌で発酵させたお茶です。
発酵が進むことにより作り出された酸化重合物(カテキンが合体したもの)が、脂肪の吸収や血糖値の上昇を抑える作用を持つと言われています。
ビタミンB群やミネラルが含まれているのもプーアル茶の特徴のひとつ。
ビタミンやミネラルの不足はむくみの原因となるため、むくみが気になる方にもおすすめです。
③烏龍茶
烏龍茶に含まれる「烏龍茶ポリフェノール」には、血中中性脂肪の上昇を抑え、脂肪の排出量を増やす作用があります。
外食が多く脂肪の多い食事が多い方や、血中中性脂肪が高めの方に特におすすめです。
おすすめは緑茶!いつ・どのくらい飲めば良い?
3つのお茶の中でもおすすめなのは、緑茶です。
緑茶に含まれるカテキンは脂肪の吸収と血糖値の上昇を抑えるだけでなく、コレステロールを下げ、老化の原因となる酸化を防ぐなど、ほかにもうれしい働きがたくさんあります。
また、「エピガロカテキンガレート」も含まれており、脂質代謝を上げてエネルギー消費を高めてくれるため、体脂肪を燃やすことにもつながります。
吸収を抑えながらも、体脂肪を減らす役割があるなんて、ダイエットにぴったりですよね。
緑茶は食事中や食後、または運動の前に飲むのがおすすめです。
食事から摂った脂肪の吸収を抑え、運動による脂肪燃焼を助ける作用が期待できますよ。
体脂肪に効果的なカテキンの量は1日あたりおよそ500mg。
湯飲み1杯分の緑茶に含まれるカテキンは約50mgなので、1日に10杯飲む必要があります。
「1日で10杯はなかなか…」という方は少し濃いめに淹れてみましょう。
そうすれば効率よくカテキンを摂取できます。
トクホのお茶にはどんな種類がある?
自分で緑茶やプーアル茶を淹れるのは面倒という方はぜひ、トクホのマークがついた市販のお茶を利用しましょう。
中にはひとつの効果だけでなく、さまざまな効果を組み合わせた商品もあります。
たとえば、糖や脂肪の摂りすぎが気になる方は「脂肪の吸収を抑える」+「糖の吸収をおだやかにする」効果があるお茶がおすすめ。
食物繊維の難消化性デキストリンが含まれているお茶は、デキストリンの作用で血糖値の上昇が抑制されます。
脂っこい食事が多い方には「コレステロールを抑える」+「脂肪の吸収を抑える」のタイプのお茶がおすすめです。
トクホのお茶には緑茶から抽出したカテキンを通常より多く含んだものもあり、食後の血中コレステロールと脂肪にダブルで働きかける効果があります。
ほかにも、内臓脂肪を減らすのを助けるものや、血中中性脂肪が高めの方向けのスティック状の緑茶など、さまざまなタイプがあります。
継続して飲むには味や香りも大きな要素。
さまざまなお茶を試してみて、自分に合ったものを探してくださいね。
体脂肪を減らすおすすめのお茶はカテキンが含まれる緑茶!
お茶にはさまざまな脂肪を減らすのを助ける効果があり、緑茶やプーアル茶、烏龍茶がその代表的なものです。
中でも「カテキン」が含まれる緑茶がおすすめ。
カテキンには脂肪の吸収と血糖値の上昇を抑えるなど、さまざまな健康的な効果があります。
また、脂肪を減らすお茶を選ぶ際にはトクホか機能性表示食品か見るのもポイントです。
大きな違いはトクホは国の審査を受けており、機能性表示食品には国の審査がないということ。
迷ったときには参考にしてくださいね。
効果的に摂取するなら、濃いめの緑茶やトクホのマークがついた市販のお茶を利用しましょう。
トクホのお茶には「体脂肪を減らす」だけでなく、「血中コレステロールを減らす」ものや「糖の吸収を穏やかにする」効果を持つものもあります。
お茶は飲めば絶対に痩せるというものではありませんが、わたしたちの生活に身近にあるものだけに、手軽に取り入れやすく続けやすいです。
お茶と一緒に食事の量を少し調整したり適切な運動を行い、無理なく健康習慣を続けていきましょう。